国内株 藤倉コンポジット 5121 銘柄分析【ゴルフが大伸び】

産業・住宅用ゴム製品の製造メーカー藤倉コンポジットの概要 藤倉コンポジットは、工業用品・制御機器・電気材料・引布・印刷材料などの産業用資材をおもに製造する会社である。 ゴムと布を組み合わせる技術から、金属や樹脂等と組み合わせることで様々な製品を生み出してきたようだ。 近年は特にスポーツ用品の部門が伸びてきており、2021年3月期の売上高構成は19.4%、2022年3月期は24.5%と割合が上がっている。(ただ、スポーツ用品自体は1952年の登山靴の販売に端を発しているので昔からあるようだ) 2022年3月期現在、売上は多い順に産業用資材、スポーツ用品、引布加工品、その他となっている。 産業用資材、引布加工品は受注から設計・試作・生産...

日本株 株式投資 帝人 3401 銘柄分析

合成繊維、医薬品、樹脂、電子材料メーカー、帝人の概要 帝人は、1918年に帝国人造絹絲(株)として設立されて1933年には東京・大阪証券取引所に上場をしている歴史の長い会社である。 現在はマテリアル、繊維製品、ヘルスケア、ITを事業セグメントとしている。 このうち、マテリアルセグメントが売上比率トップで、中に含まれている事業はアラミド繊維・樹脂・炭素繊維・複合成形材料である。 アラミド繊維はヘルメット・防刃チョッキ・ロープ・防火服などに利用されているようだ 。 炭素繊維は、軽さと丈夫さを活かして飛行機・車の部材や風力発電機のブレード部分などに使われていく/いくようだ。 炭素繊維は帝人が東レに続いて世界2位のシェアを占めていて、調査会...

国内株 日本電気硝子 銘柄分析 5214

ガラスメーカー大手日本電気硝子の概要 1949年に日本電気から分離独立して日本電気硝子ができる。 特殊ガラスメーカーとして成長し、現在は特にディスプレイや光・電子デバイスなどの電子・情報分野に強みを持つ。 ガラスメーカー全体としては日本国内ではAGC、日本板硝子、HOYAに続くシェア第四位の企業である。 液晶用のガラス基板においてはアメリカのコーニング社が1位、続いてAGCが2位、3位に日本電気硝子となっている。 他には、医薬品用管ガラス・風力発電のブレード用ガラスファイバ・ガラスブロック建材など多種多様なガラス製品を作っている。 日本電気硝子が保有する特許のうち50%以上がディスプレイに関する特許で、今後しばらくはガラスディスプレ...

国内株 ラウンドワン 銘柄分析 4680

複合レジャー大手ラウンドワンの概要 ラウンドワンは、現代表取締役の杉野公彦氏が父親から引き継いだローラースケート場を複合形態の店舗に改修して営業、その後自ら立ち上げたラウンドワンと言う会社と吸収合併して現在の株式会社ラウンドワンとなった。 上場している現在も創業者の杉野公彦氏が20%の株式を保有しており、筆頭株主である。 レジャー産業という浮き沈みの激しそうな業界かつ、コロナの影響ももろに受けるタイプの事業だ。私はメーカーなどの製品需要が安定している分野が好みなので普段の嗜好とは正反対である。 コロナが米国での業績が好調という風聞からラウンドワンが気になった。杉野公彦氏の経営者通信のインタビュー も面白い。 アミューズメント施設に子...

日本株 株式投資 アジアパイルホールディングス  銘柄分析

コンクリートパイル大手、アジアパイルホールディングスの概要 建物の基礎建設業者であるジャパンパイルを子会社に持つ持株会社であり、ベトナム・ミャンマーに海外子会社を持っていてアセアン市場での拡大を目指している。 日本国内では、コンクリートパイルの新工法である「Smart-MAGNUM工法」の販促で大型案件の受注を獲得するなどコンクリートパイルの受注が順調である。 沿革としては2005年に大同コンクリート工業株式会社、株式会社ジオトップ、ヨーコン株式会社の3つが経営統合されてジャパンパイル株式会社となる。 2015年にジャパンパイル株式会社から商号変更し、持株会社に移行したことでアジアパイルホールディングスとなった。 国内比率が高めで、...

日本株 株式投資 トクヤマ 4043 銘柄分析

大手総合化学工業メーカー、トクヤマの概要 トクヤマは、1918年にソーダ灰(炭酸ナトリウム)の国産化を目指して岩井勝次郎によって設立される。現在、ソーダ灰の製造を行っている国産唯一のメーカーであるようだ。 ソーダ灰はトクヤマのHPによると 板ガラスおよびガラス製品類の原料、石けんの原料、鉄鋼業での脱硫剤(脱硫とは、有害な硫化水素を無害化するためのプロセスらしい)などに使われている。 その後、セメントや無機化学品など様々な分野に進出し、現在は半導体用シリコンの世界大手でもある。 化成品がメインかと思いきや、売上高として一番大きいのはセメントであった。 次いで化成品、電子材料と続いている。電子材料は、半導体用のシリコン・シリカ・放熱剤な...

日本株 株式投資 田辺工業 1828 銘柄分析

新潟県地盤の化学プラントと主体のプラント工事会社、田辺工業の概要 田辺工業は、1921年に新潟県糸魚川市で個人経営の田辺鉄工所として創業された。 1935年に法人組織に成り、その後1969年に田辺建設会社の機械電気部門が分離して株式会社としての田辺工業ができる。 現在は東証スタンダード市場に上場している。(2022年7月現在) 化学・医薬・食品のプラントの設備・装置やシステムの設計・製作・施工・メンテナンス等の産業プラント設備工事が会社の中核事業である。 電気計装工事、送電工事、設備保全工事などプラントの電気設備や太陽光発電設備の設計や施工、送電用鉄塔の建設なども行なっている。 半導体やEV、電子材に関連する需要の伸びから、それらの...

日本株 株式投資 クラレ 3405 銘柄分析

化学品・繊維・樹脂メーカー、クラレの概要 クラレは、1926年に化学繊維レーヨンの事業化のために岡山県倉敷市に設立された。 1950年には国産の合成繊維ビニロンを世界で初めて事業化する。 その後は、ポバール樹脂・人口皮革、ポリエステルなど新しい樹脂・繊維事業を相次いで立ち上げていく。 ポバール樹脂や光学用ポバールフィルム、水溶性ポバールフィルムなどで世界1位のシェアを誇る。 ポバール樹脂はクラレのサイト によると、水に溶ける性質・耐油性・耐薬品性を生かしてビニロン繊維の原料・繊維加工のり剤・フィルム原料・接着剤などに使われているようだ。 ビニロンはアスベストの代替としてセメント建材やゴムの補強に使われており、燃焼してもダイオキシンや...

国内株 大塚ホールディングス 銘柄分析 4578

国内製薬大手大塚ホールディングスの概要 大塚グループは、1921年に徳島県鳴門で化学原料メーカーとして創業された。 1921年当初は炭酸マグネシウムの販売事業しかなく、単品メーカーからの脱却のために点滴注射液事業から始まる医薬品製造を開始する。 その後1953年には「オロナイン軟膏」、1965年には「オロナミンCドリンク」、1968年には「ボンカレー」を発売するなど医薬品・消費者製品の販売に幅を広げていく。 ポカリの呼称で有名な「ポカリスエット」は1980年に発売され、今ではアジアを中心に20カ国以上で販売されている。 また、1971年から研究所を作り自社創薬への道を拓き1980年には「ミケラン」という薬を初の自社創薬製品として売り...

国内株 coly 銘柄分析 4175

女性向け恋愛ゲームの開発・運営会社colyの概要 colyは2014年2月に創業されて、2022年6月現在でまだ8年目の若い会社である。 創業から1年後の2015年3月に恋愛ノベルゲーム「ドラッグ王子とマトリ姫」をリリースする。 以後、順調に作品数と売り上げを伸ばして2021年2月に上場した。 ゲームシナリオに定評があり、Twitterやアプリのレビューを観測するとシナリオが誉められていることが多い。 ゲームに関しては最新作である「&ゼロ」をプレイしてみた。 探偵をするメインストーリーの合間に、各キャラクターたちと仲良くなってそれぞれの個別のシナリオを見ていくのがゲームの流れである。 探偵の捜査部分がミニゲームとなっており、いくつか...