日本株 株式投資 タカミヤ 2445 銘柄分析

仮設機材のレンタル・販売大手、タカミヤの概要 1969年大阪府大阪市に現在のタカミヤの前身となる「株式会社新関西」として設立される。 1900年台の初めから欧米では普及していた鋼製足場が、日本では1950年台から普及され始める。 タカミヤ(新関西)は、この鋼製足場が調達ののちにまた使用後に売られる現象が存在することに着目して、仮設機材のレンタル販売事業を始める。 また、バブル期に大量に買われた仮設機材がバブル崩壊とともに行き場をなくして市場で売られる中でそれを安く買い集めることによって機材保有量を増やし、販売エリアを拡大するなど積極投資を行なった。 これらの逆張りが功を奏した結果、建設市場がまた盛り返す中で仮設機材に対する需要が伸び...

インドネシア株 インド・セメント・トゥンガル・ブラカルサ INTP 銘柄分析

インドネシアのセメントメーカー、インド・セメント・トゥンガル・ブラカルサの概要 インド・セメント・トゥンガル・ブラカルサは1975年に設立されたセメントとその関連製品の製造業者である。 「Tiga Roda」というブランド名でセメントを販売しており、ドイツのハイデルベルグセメントグループのグループ会社 である。 セメントとクリッカーの総販売量は1800万トンを超え、セメント生産容量のシェアではセメン・インドネシア に次いで2位につけている。 セメン・インドネシアとインド・セメント・トゥンガル・ブラカルサの2社でシェアの半分以上を占めている。 インド・セメント・トゥンガル・ブラカルサの業績の分析 セメン・インドネシアの記事でも同じだっ...

日本株 株式投資 イオンモール 8905 銘柄分析

イオングループの中核、ディベロッパー事業、ショッピングセンターの開発運営を行うイオンモールの概要 イオンモールは日本全国だけでなく、中国、アセアン合わせて200施設を展開している。 海外では中国とベトナム(今後の経済成長と人口増加が見込める)に力を入れていて、2025年度までに両国合わせて50店舗の展開を目指している。(2019年度末で30店舗を出している) 他にもインドネシア、カンボジア、ミャンマーにも出店している。ミャンマーは政情不安があり、軍事政権下であるためプーチン政権のロシアが今こういう現状である中特にリスクが高そうに感じられてしまう。 横道に逸れた話だが、現社長の岩村康次という人は2020年3月のコロナ禍に入りたてに社長...

マイルールを破ってサイゼリヤの株を買ってしまった

イタリアン・ファミリーレストラン、サイゼリヤの概要 1973年5月に千葉県市川市に株式会社マリアーヌ商会として設立される。(その前から「レストラン サイゼリヤ」は存在していて、その法人化) 店舗数を伸ばしていき、1998年12月に200店舗を超える。その翌年の1999年7月に東証二部に上場した。 2019年末に日本国内で1093店舗、東南アジア諸国に計411店舗を運営している。 サイゼリヤのおいしさの哲学には「毎日食べても飽きないこと」とあり、いい素材を生かし、シンプルな調理で毎日食べられるイタリア料理を目指している。 サイゼリヤは外食業の「製造直販業」を目指している。外食店舗企業が商品開発、食材の生産、加工、配送までを一気通貫で行...

インドネシア株 GoTo ゴートゥー・ゴジェック・トコペディア GOTO 銘柄分析

インドネシアの配車・デリバリーサービスとEコマースの3事業を手がける企業の概要 ゴートゥー・ゴジェック・トコペディアはインドネシア最大のIT企業で、配車大手のゴジェックとEコマース大手のトコペディアが経営統合して2022年4月11日にインドネシア証券取引所に上場した。 シンガポールに本社を置く東南アジアに広がるグローバル配車大手のグラブや同じくシンガポールのEコマース企業であるシーに対抗するために、IPOによる資金調達でインドネシア内での成長を図ろうとしている。 ちなみにグラブにもトコペディアにもソフトバンクグループが出資している。やはりソフトバンクはめちゃくちゃ節操がない。マジでどこにでも出資しているように感じる。ソフト...

米国株 株式投資 アルコア AA 銘柄分析

アルコア、ボーキサイト・アルミナ・アルミニウム生産事業における世界的リーダーの概要 アルコアは2016年11月1日に旧親会社のアルコア(Alcoa Inc)から精錬・製造・採掘部門の分社化上場に伴いできた会社である。アルコアの分社化 世界9カ国に12,000人の従業員がいるいわゆるグローバルカンパニーである。 アルコアはボーキサイトの世界有数の採掘業者で、オーストラリア、ブラジル、ギニア、サウジアラビアなどの鉱山へのアクセス権を持っていて、西オーストラリア州とブラジルに2つずつ鉱山を所有している。 年間で4,700万トン、世界で二番目にボーキサイトを採掘している。ボーキサイト自体は可採埋蔵量がアルミニウムのリサイクルなどによって年々...

国内株 三井倉庫ホールディングス 銘柄分析 9302

倉庫・港湾運送業を中心とした物流会社 三井倉庫ホールディングスの概要 三井倉庫ホールディングスとしての歴史は浅く2014年設立だが、これは持株会社としての話。 1909年に東神倉庫株式会社として設立されたのに端を発している。 事業内容は倉庫保管・入出庫業、輸出・輸入、貴重品文書管理、医薬品・医薬機器物流、港湾運送、海外物流と幅広い。 近年は3PL(サードパーティーロジスティクス)事業に力を入れている。 ブロックチェーンを利用した貿易書類・実務の完全電子化を目指すプラットフォームのTradeWaltz への出資を行い、連携するななどしてDX関連でも取り組みを加速させている。 三井倉庫ホールディングスの業績の分析 運送収入が収益のうち5...

米国株 株式投資 コスタマーレ CMRE 銘柄分析

コスタマーレ、コンテナ船の傭船・チャーター事業会社の概要 コスタマーレは1975年にギリシャのヴァシレイオス・コンスタンタコプロスによって設立された会社で、初めはドライバルク船事業を行なっていたがコンテナ船の価値に気づき切り替えていったという。 1970年代はちょうどコンテナ船化が一気に進んだ年代で、そこに目を向けるのは自然な流れでありそう。 海運会社がめっちゃコンテナ船に投資していた時期なのでオイルショックとのコラボで船賃の値下げが厳しかった時代と重なっている。 その時代からの生き残りだと思うと、なかなか熱いものがある。 コスタマーレは76のコンテナ船(HPの他の箇所によっては82だったりして明確でない)を所有するコンテナ船の国際...

国内株 日工 銘柄分析 9101

土木用プラントメーカー・アスファルトプラント首位 日工の概要 国内NO.1のアスファルトプラント企業で、高速道路用アスファルトの約9割は日工のプラントからできているらしい。 プラント建設と、プラント運営のコンサルタントをしている。生コンクリートやアスファルトにまつわる環境分野での新規事業を模索しているようだ。 海外展開としては中国や台湾、インフラ需要が高いASEAN諸国への進出を始めていて2020年にタイで現地法人を作っている。 アスファルトプラントやコンクリートプラントの販売は需要によって上下するが、その6割程度を占めるメンテナンスサービスは売り上げが安定している。 リモートメンテナンスシステムを導入することで、プラントの故障に伴...

日本株 株式投資 レンゴー 3941 銘柄分析

板紙の首位、段ボール・パッケージ製造会社レンゴーの概要 レンゴーは大阪府に本社を構える板紙・段ボールをメインとするパッケージ・梱包材の製造メーカーである。 1909年に井上貞治郎が創業した三盛舎が元になっている。 1909年当時なまこ紙と呼ばれていた段ボール、その製造機を井上貞治郎が日本で初めて作ってダンボールと名前をつけて売り出した。 日本では木箱での輸送がメインで、本格的に普及したのは朝鮮戦争時の米国の輸送を見習ってミカンなどの皮が厚い青果から始まり、だんだんとリンゴ等でも使われるようになっていったようだ。 段ボールはリサイクル率95%以上でリサイクルの優等生と言われている。 製造はまず、板紙と言われる段ボールのもとになる紙を作...