チャンスがあるかなと思って買い場を逃してしまった
2021年の5月頃からファーストエナジーを見ている。
贈賄スキャンダル があった銘柄で、それからずっと下げて低空飛行していた。
こういう事件があると、そういう株は持っていたくないと思う人が多くいるので下がる。ファンドに組み入れていても不名誉だろうから売られたはず。
だが、業種が発電というインフラである。利益が出せるのならば下がった時に買えるのはチャンスなのではないかと踏んでいた。
そして、どこまで下がるかと思ってみていたが30ドル近辺をうろうろしてもうちょい下がってくれればと個人的に思う感じであった。
そうやって買い場を逃した私が忘れた現在、少しずつ上げてきている。
直近の配当利回りは3.69%と悪くない。しかし、ガバナンスが不確かな会社に未来を預けられるのかというところでやっぱり悩んでしまう。
それでも徐々に上げていくということは、不祥事など、みんないずれは忘れていくのだろうか。
バフェットがアメックスを買った時も不祥事で下がっている時だったらしい。収益力に傷がついていないと判断すれば問題ないということか。
しかし、倫理・道義的にどうなのだろうかということは一考するべきではある。
私がガチホしているFKS・フード・スジャトラ・TBK・PT も、大問題を起こしている会社なので人に言えた義理ではないのだが、そういった悪い評判であったりを払拭するような良い事業をして、その上で株価が伸びて欲しいとは思っている。
誰でもやっていることとは思うが、一つ言えるアドバイスとしては下がっているor上がっている株を見つけた時は「社名 ニュース」ぐらいではググった方が良い。
スキャンダル等だけではなく、受け入れられないような内容のことをしていたり、どうみても筋悪なことに取り組んでいたり、あるいは自分では説明がつかないような内容のことに取り組んでいたりするからだ。
最後の説明がつかないこと、というのが厄介で 自分より頭のいい人がやっていることだからさぞ素晴らしい内容なのだろうと思うが 理解できない内容のことだったら投資は避けた方が良さそうに思う。シンプルに儲かりそうなことの方がシンプルに儲かるからだ。
ファーストエナジーの話に戻って、収益基盤の話だが アメリカは電力市場の自由化は州ごとに行われているようだ。資料
そして、ファーストエナジーの事業実態のあるペンシルバニア州ではIPP(独立系発電事業者)のシェアが高まっている。
他のオハイオ州などではそうでもない。そして、IPPのシェアが高まるほど電力料金は安くなる。(資料より)
電力料金が安くなるということは、収益率が悪化していく可能性が高そうだ。
もしかすると、電力市場の自由化に積極的ではない州の電力会社が上場している場合(そんなのあるのか?)に、そこに投資する方が独占性が高いため儲かるのかもしれない。
また、ブラジルの送配電事業者の利益率の高さとブラジル自体の人口と送配電網の整備の流れから むしろこちらに投資する方が筋が良さそうだとも思った。もう少し調べたい。
この辺は、素人が故に資料の読み取り自体大幅に間違っていることもありそうだがご容赦願いたい。(投資したい時は自分で調べて自分で読んでね)