11月の取引雑記

11月の取引状況 売ったのは記事でも書いたことのあるレンゴーのみである。去年末から断続的に買い集めて、一度700円台割り込むことがあったタイミングでもガンガン買い集めた。最終的にポートフォリオの10%以上を占めていた。 2022年末に入って、じわじわと900円近くまで上げてきていたが利回りとの兼ね合いで魅力が薄れてきたと感じたので一旦持株を全部処分した。 利益幅がそんなに大きいわけではないが、売りをあまりしないタイプの自分にしてはかなり大きな利益額になった。 また下がったら買う予定ではいるが、同業の王子HDの方が継続的に下げている影響で利回りが高く当面はそちらの方が魅力的に感じられる。 売った利益等を使って、原油や資源高の影響で風向...

投資本 「百年投資の公理」を読んでみた。

まだまだ投資本を読んでいる。本を読んだからパフォーマンスが上がるわけではないというのは分かっているが、やっぱり楽しくて読んでしまうのでまとめる。 読んでみて思うのだが、長期投資の利益源泉は他人の評価と自分が考える企業価値のずれである場合が多い。きちんとその辺りを考えられるようにファイナンスの教科書を読むことや、企業自体の稼ぎ方についてよくよく考えるのが肝要である。 と思うと、投資のパフォーマンス向上につなげるにはこの手の本を熱心に読むよりもやるべきことが多い。しかし、射倖心は脳のガソリンである。 大まかな内容、留意して読みたい点 モーニングスターのアナリストである筆者が、企業の他の企業に対する覆しがたい優位性である堀(モート)に重点...

投資本 「これからパンローリングの投資本を読む人へ」を読んでみた。

パンローリングの投資本が大好きなので、試しにこれも読んでみた。 大まかな内容、筆者の投資スタイル 本の中では、投資で長期的に勝つための「心理」・「手法」・「資金管理」の3つを併せて「脳ポートフォリオ」と呼んでいる。 投資法を学んだり、なぞっただけでは身につかず自分なりに投資経験値を貯めることでできる、自分なりの投資に対するポートフォリオが出来上がることで投資の勝者になれるとしている。 筆者はテクニカル分析からのデイトレでの取引を得意としているようだ。筆者自身の現在のアセットアロケーションは明確ではないが、初めのうちは短期取引で稼いでいたっぽい・・・? 相場に入ったタイミングで利確・損切りライン等を機械的に定めておいて予め定められた上...

投資本 「株はメンタルが9割」を読んでみた。

最近はKindleのセール、Kindle Unlimitedの3ヶ月199円セールで投資本が沢山読めるので、成功者の本を安く読んで自分も爆益した気分になっている。しばらくブログでは書評や感想をいっぱい書くつもりである。 あまり持っている株に動きがなく、やることがいろんな企業の決算を覗いてみたりするだけになっているのでしばらくはインプット期とする。 大まかな内容、筆者の投資スタイル 以前から株式投資をしていた筆者が、リーマンショック時に信用取引で資産を溶かして得た経験を基に、後に資産を増やしていったスタイルについて紹介する本である。 筆者の投資スタイルは小型成長株の長期投資で、ピーターリンチの名前をよく出しているのでそういったスタイル...

株式投資本 「ティリングハストの株式投資の原則」は読むべきか

大まかな内容、五つの原則について この本は、まずティリングハストが5つの原則を提唱してそれに沿った解説をするという章立てになっている。5つの原則は以下である。 感情的になって勘に従わない。 他人の知識にのみ依拠して、自分が理解していないものに投資をしてはいけない。 不正直な人物や非常識な人物と投資をしてはいけない。 流行に左右されたり、変化が激しかったり、多額の負債を抱えている事業に投資をしてはいけない。 最新の「ストーリー」銘柄に投資をしてはならない。 これらを細かく章ごとに解説してある。数式はほぼない、原理原則の話で文章が主なので割り算掛け算ができればついていける内容であると思う。 上記の項目にピンとくる点があるなら手にとっ...

日本株 株式投資 帝人 3401 銘柄分析

合成繊維、医薬品、樹脂、電子材料メーカー、帝人の概要 帝人は、1918年に帝国人造絹絲(株)として設立されて1933年には東京・大阪証券取引所に上場をしている歴史の長い会社である。 現在はマテリアル、繊維製品、ヘルスケア、ITを事業セグメントとしている。 このうち、マテリアルセグメントが売上比率トップで、中に含まれている事業はアラミド繊維・樹脂・炭素繊維・複合成形材料である。 アラミド繊維はヘルメット・防刃チョッキ・ロープ・防火服などに利用されているようだ 。 炭素繊維は、軽さと丈夫さを活かして飛行機・車の部材や風力発電機のブレード部分などに使われていく/いくようだ。 炭素繊維は帝人が東レに続いて世界2位のシェアを占めていて、調査会...

9月の取引雑記

最近の取引状況 売ったのは記事でも書いたcolyのみ。他は買い増しか新たに買った株がいくつかある。 新規に買ったのはTOYOTIRE、日本電気硝子、ソディックなどを買った。 9月の前半から8月の好調が嘘のように日経がジリジリ下がってきた。 私のポートフォリオでは任天堂やイワキポンプ、兼松あたりが調子が良かった。下がる銘柄ももちろんあったが全体としてはそんなに悪くなかった。 それでも9月末のこの一週間くらいの下げは凄まじく、流石に含み益だった全体の損益が含み損へと変わりそうな勢いである。 買った時点での値よりも下値で買うチャンスがきていると判断できるような銘柄もあったので少し買い増ししておいた。 9月末で任天堂と、コーエーテクモが株式...

国内株 日本電気硝子 銘柄分析 5214

ガラスメーカー大手日本電気硝子の概要 1949年に日本電気から分離独立して日本電気硝子ができる。 特殊ガラスメーカーとして成長し、現在は特にディスプレイや光・電子デバイスなどの電子・情報分野に強みを持つ。 ガラスメーカー全体としては日本国内ではAGC、日本板硝子、HOYAに続くシェア第四位の企業である。 液晶用のガラス基板においてはアメリカのコーニング社が1位、続いてAGCが2位、3位に日本電気硝子となっている。 他には、医薬品用管ガラス・風力発電のブレード用ガラスファイバ・ガラスブロック建材など多種多様なガラス製品を作っている。 日本電気硝子が保有する特許のうち50%以上がディスプレイに関する特許で、今後しばらくはガラスディスプレ...

国内株 ラウンドワン 銘柄分析 4680

複合レジャー大手ラウンドワンの概要 ラウンドワンは、現代表取締役の杉野公彦氏が父親から引き継いだローラースケート場を複合形態の店舗に改修して営業、その後自ら立ち上げたラウンドワンと言う会社と吸収合併して現在の株式会社ラウンドワンとなった。 上場している現在も創業者の杉野公彦氏が20%の株式を保有しており、筆頭株主である。 レジャー産業という浮き沈みの激しそうな業界かつ、コロナの影響ももろに受けるタイプの事業だ。私はメーカーなどの製品需要が安定している分野が好みなので普段の嗜好とは正反対である。 コロナが米国での業績が好調という風聞からラウンドワンが気になった。杉野公彦氏の経営者通信のインタビュー も面白い。 アミューズメント施設に子...

最近の取引雑記

最近の取引状況と、分売 私には理由は良く分からないが、8月に入るくらいから市場全体が上がっている。 上がってしまうと困る。下げている株に手を出してガチホするのが好きなので上がってしまうとやることがない。 売ればいいという向きもあるが、基本的に高配当・バリュー株に手を出すので別に売る必要がない。 理想としては、下がり始める直前で売れればいいがそうはいかない。朝起きるのが遅いので、ガツンと下げが始まるようなときにはもう手遅れなのだ。 唯一早起きするときは立会外分売の時である。元来ケチなので、割引で買えるというのに弱くて分売で買える銘柄には目がない。 創業者とか大量保有者の小遣い稼ぎがミエミエの時は萎えるのだが、(利益が出ておらず、今後も...